見上げても、見下しても気持ちのいい丸亀城

山の上にそびえるお城の天守。やっぱり、見上げて気持ちよくなりますよね。
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晩秋の木々の中には、色づいているものもありました。11月末のことでしたので。

アップしてよく見ると、天守の土台部分には見事が石垣があることも分かります。
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日光が差し込んでなんとも精悍な佇まい。

こちらは、香川県丸亀市にある丸亀城(まるがめじょう)です。高松からレンタカーを飛ばしてやってきました。

標高66mという亀山(かめやま)に建てらた平山城(ひらやまじろ)。日本百名城の1つです。

少し歩いて別の角度からも見上げてみました。
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お城が木の上に鎮座しているように見えたり。こんなふうに眺めるのも楽しいものです。

やはり、次に登ってみたくなりますよね。

北側に位置する大手一の門
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この門の近くから結構急な坂を登っていきます。

この坂は、見返り坂
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ここからは、立派な石垣が見られます。登っていく途中の右手にそびえたっていました。
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石垣の名城といわれる丸亀城。じっくりと観察しましたよ。

この石垣の隅角部を下から見上げるとこんな感じです。
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この美しい曲線が何とも言えません。「扇の勾配」なんて呼ばれているのです。

確かに芸術作品のようにも見えてきます。

更に、紅葉に彩られた坂を登っていきました。
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登り上がった平場は、三の丸。ここで一気に視界が開けます。

かつてはここに隅櫓(すみやぐら)があって、月見櫓(つきみやぐら)と呼ばれたのだとか。
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今はその土台が残るだけです。ただ、遠くには形の良い山が見えていました。

これが、讃岐富士(さぬきふじ)と称される飯野山(いいのやま)です。

三の丸の石垣の隅のぎりぎりに立って、眼下の風景に目をやります。
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手前にも石垣の隅の三角形があるのが分かりますか なかなか面白い写真が撮れたと、ニンマリした瞬間でした。

まあ、何とも気持ちのいい景観でした。

次に三の丸から少し登ったところが、二の丸です。
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桜の木が多かったです。

そこでも、立派な石垣が、色づく紅葉の演出でより美しく趣深く感じられました。
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当時、こんな見事な石垣を築いたのは、羽坂重三郎(はさかじゅうざぶろう)という名石工。

城主の覚えも高かったそうですが、ある日、得意になって鉄の棒を使って石垣を簡単に登ってみせたのだとか。

それを知った城主が、敵に寝返るかもと恐れ、重三郎に井戸の底を探らせ、その際に石を投げて殺してしまったそうです。
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そんな悲しい伝説が残る井戸は、今もこの二の丸に残っています。二の丸井戸です。

なんと深さ65mの日本一深い井戸ともいわれています

そんな井戸の周囲に、今は十月桜が植えられていて、晩秋でもあでやかな雰囲気を醸し出していました。
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この後、また一段登ったところが本丸。

いよいよ天守が見えてきます。
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下から見上げて、うっとりした天守がこれです。

ご存じの方も多いと思いますが、この天守が日本の現存12天守の1つ。
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重要文化財です。万治3年(1660年)完成とのこと。

可愛らしい天守は、3層3階建てで日本一小さな天守だそうです。

そもそも丸亀城は、豊臣秀吉の時代に讃岐国(さぬきのくに)の領主となった生駒親正(いこま ちかまさ)の高松城の支城として築城。

その後、江戸時代に入って、島原の乱で功を上げ西讃岐の与えられた山﨑家治(やまざき いえはる)が、寛永18年(1641年)入城して再築城したそうです。それから、明暦4年(1658年)に名門の京極家が転封し、明治まで城主として続きました。

その本物の天守に中に入って、中を登ってみます。
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そこから見える眺望は、当然ながら見応えがあります。ここは、かなりの高い台ですからね~。

北側には広がる丸亀の市街。丸亀港もしっかり見えます。
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遠くに瀬戸内が広がります。

東側をのぞむと瀬戸大橋が連なります。雄大ですね。
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橋の向こうは、岡山県の倉敷市です。

江戸時代とはだいぶ違った眺望ですよね。ただ、ここから本州がよく見えたことに違いはないことでしょう。

この辺りが瀬戸内海で一番せまい場所ですから。

そして、眼下にはお堀沿いの枡形虎口(ますがたこぐち)がきれいに見えたりします。
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すっかりお城の気分を味わいました。

一方で、お城の南西側はこんな具合でした。
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平成30年(2018年)の西日本豪雨で大きく崩れた石垣の修理がまだ行われていました

石垣の名城といわれる丸亀城での石垣の崩落は大きな痛手であったと思います。

お城を降りてからも、その痛々しい様子を眺めつつ、今回の修理で益々頑丈な石垣となることを願ってやみません。
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工事は着々と進んでいるように思えました。文化財を維持するのは本当に大変ですよね。

もう一度、天守の見える正面から見た丸亀城の姿を見上げて、、。
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あらためて、素晴らしいお城の雄姿を目にして何とも言えない心地よさを感じました。

かつては天守だけでなく、数々の櫓もそなえていたことを想像しつつ、お城を後にしました。



最後に、せっかく丸亀に来たのですから、お昼はやっぱり地元の名物を食べたくなりますよね。

当たり前でありますが、讃岐うどんです。

車の停めやすい街道沿いの、渡辺という手打ちうどんのお店へ。
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地元に人に人気がありそうなちょっとお洒落なお店でした。中ではジャズが流れていて。

そこで頼んだのがこんなうどんでした。
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なんと、うどんの麺が見えない これはキツネうどんです。あまりに油揚げが大きくて、麺が全く見えないのです。

ボリュームたっぷりの大きくて分厚い揚げをある程度食べながら、美味しいスープと麺をすすりました。

本場の讃岐うどんの味に満足しました。




Marugame Castle, Kagawa, Japan

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