奥日光の戦場ヶ原、湯ノ湖から湯滝へ湯川になって、芸術的な木漏れ日の風景

日光国立公園、戦場ヶ原(せんじょうがはら)」と書かれた立て札。子供の頃から耳に残っている地名です。
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やはりこの展望台に立ち寄ると、久しぶりに戦場ヶ原へ来たんだと実感しました。

向こうには山に四方を囲まれた緑の草原のような平地が広がっています。
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実際は湿原なのですが、この展望台からはここが湿原のようには見えませんね。ただ、この平地へ足を踏み入れることはできません。

展望台は、戦場ヶ原の東側に位置する三本松園地(さんぼんまつえんち)からすぐの場所。
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振り返り見ると、大きなお土産屋の向こうには雄大な男体山(なんたいさん)がそびえていました。

ここから眺める男体山は、中禅寺湖畔から見る姿とはちょっと違います。

ずっと幅広でより雄大な感じがします。
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こちらの立て札には、戦場ヶ原は標高1394mとあります。やはり、かなり高いところにある湿原なのですね。

とは言っても、ここにいると戦場ヶ原を遠めに眺めるだけなので、車で赤沼(あかぬま)駐車場まで移動。

国道120号線に面した赤沼茶屋(あかぬまちゃや)の向かいの道端から、西方にのびる遊歩道に足を踏み入れました。
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そこはこんな感じの森の中で、脇に小川が流れ木漏れ日が差し込む遊歩道でした。
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実に気持ちいい木陰で、爽やかな気持ちになります。

しばらく歩いていると、こんな素朴な木製の橋が現れます。湯川赤沼橋です。
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この辺りを赤沼分岐といいます。戦場ヶ原の西側の側面に当たります。流れる川は、湯川(ゆかわ)。

この湯川の風景の美しいこと。正直、驚きました。
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木漏れ日の陰影が、川の水面に木々の姿を芸術的に映し出している感じ。

うっとりして、何とか綺麗に撮影したいなと思いました。
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これは、まさに木漏れ日の芸術なんて思ってしまいました。
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更に、ここから戦場ヶ原の湿原に敷かれた木道をしばらく歩きます。
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そのうち木漏れ日を抜けて、所々に現れる湿原と山の風景、これが戦場ヶ原なんだなと実感しました。
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東方面には、男体山も顔をのぞかせます。
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そもそも戦場ヶ原は、昔々、中禅寺湖をめぐって男体山の神と赤城山(あかぎやま)の神が、ヘビとムカデを引き連れて戦ったという伝説の地。

もともと赤沼という地名は、この戦いで大ムカデが流した血がたまった沼があったことが由来なのだとか。

ちょっと怖くて不思議な伝説ですね、と思っていると、足元にはヘビが登場。
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やはり、ここは戦場ヶ原。木陰には芸術的なものばかりではないので注意が必要です。

気を取り直して、山野草にも目をやりました。

一番多いのが、ホザキシモツケ
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こちらは、トモエソウ
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その他、アザミやキンミズヒキなどなど。

ただ、真夏の山野草の花は、数も多くなく既に盛りを過ぎているなと感じました。

やはりこの時期は、木陰で涼しげな清流を眺めるのが一番かなと思いました。
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本当は、ここから更に歩いて、湯川の上流や小田代原(おだしろがはら)へも足を伸ばしたかったのですが、妻がお疲れだったので断念。

文明の利器を使うことにしました。

ということで、車で国道120号線を北上。
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現在、この道は群馬県へとつながる日本ロマンチック街道と言われているのですね。これまでも何回か通っていますがあまり実感がありませんでした。

ということで、車だとすぐ着いてしまいます。奥日光を代表するこの滝の観瀑台に。
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湯滝(ゆだき)です。

高さ70mで、長さが110mのやや傾斜した滝。

久しぶりに見ましたが、迫力があって爽快感を覚える滝ですね。よく見ると溶岩の上を流れていることが分かります。

一方で、滝の下では釣りをする人や水遊びをする子供達がいたりして。
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そんな様子を眺めながら、木漏れ日の中で心地の良いひと時を過ごしました。

ここから戦場ヶ原を流れる湯川になるのですね。

その後は、湯滝が流れ始めるところへ上がってみました。ここが湯滝のスタート地点です。
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ちょっと怖いですね。自分で足を踏み入れようと思えば、入れてしまうほどの近さですから。

ただ、振り返ってみるとそこに実に魅力的な風景が待っていました。
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湯滝の源泉は、この湖です。名前も湯ノ湖ですから分かりやすいですよね。
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こちらも久しぶりでした。

湯ノ湖の湖畔を車で北へと移動します。この辺りは、日光湯元温泉(ゆもとおんせん)に面する湖岸です。
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文字通り、湯元温泉の湯が、湯ノ湖には流れ込んでいるそうです。

少しこじんまりとして、のどかでありながら静かな秘境的な雰囲気を感じる湖ですね。
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日光の奥座敷ともいわれるこの地には、木々の奥に温泉旅館やホテルが並びます。とはいえ中禅寺湖畔とはかなり違う落ち着いた様相です。

ここにもいつか泊まりたいなと思いながら、湯ノ湖を後にしました。



最後に、奥日光を代表するもう一つの滝にも訪れたので簡単にご紹介します。

ここも有名です。竜頭ノ滝(りゅうずのたき)。
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溶岩の上を210mに渡って流れる長い滝です。急流の川という感じもしますが。

ただ、この滝の正面を見るためには、こんなお土産屋や茶屋の中をくぐっていきます。
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昔からそうだったかなと、思い出そうにも思い出せず。

私は買い物には目もくれず、滝つぼ付近で2つに割れた竜頭ノ滝を見て、どこが竜の頭なんだろうと考えながら鑑賞しました。

若い頃はそんなこと考えもしなかったのに。
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どうも、中央の岩が竜の頭部の正面ということなのですね。後から調べてみて分かりました。

ここは紅葉で有名でところです。紅葉時にまた来たいなと思いつつ竜頭の滝を後にしました。

こうして奥日光から日光市街へ向かいました。


 
<真夏の「日光の旅」シリーズ>
もしよろしかったら、こちらもご覧ください。
①日光の明智平と半月山の展望台からの眺望 ⇒ こちら
②日光の英国&イタリア大使館別荘記念公園 ⇒ こちら
③中禅寺湖畔から大谷川と華厳ノ滝への散歩 ⇒ こちら
④日光二荒山神社中宮祠と中禅寺立木観音 ⇒ こちら
⑤奥日光の戦場ヶ原・湯滝・湯ノ湖の風景 ⇒ こちら
⑥神橋の周辺と日光金谷ホテル ⇒ こちら
⑦まだまだ新しく見える日光東照宮の建築群 ⇒ こちら
⑧豪華な日光廟大猷院の素晴らしさ ⇒ こちら
⑨日光二荒山神社と日光山輪王寺を回って ⇒ こちら
⑩日光田母沢御用邸記念公園の見学 ⇒ こちら
⑪金谷ホテル歴史館(金谷侍屋敷)と庭園 ⇒ こちら

Senjo-ga-hara moore & Lake Yunoko, Nikko, Tochigi, Japan

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